認知症になりたくない?

認知症も病気の1つで、病気になりたくないという思いは、皆、同じだと思います(^.^)

病気の原因として、遺伝等の先天的なものと後天的なものがあります。
先天的なものは、どうしようもできないですが、後天的なものは生活習慣を変えることで自分で対応ができます。

日常の食生活や睡眠・薬・心(在り方・捉え方)等で病気になりやすい習慣を続けているから病気になるというのであれば、リスクを知り、自分の習慣をほんの少し変えて、病気になりにくい身体を作ることが大切だと思います。

認知症について少し述べたいと思います。 参考文献:群馬大学山口晴保先生ホームページ・講演会資料

・認知症と長寿はセットなので寿命が延びれば認知症になる方も増える。
・認知症予防とは、進行を遅らせること。
認知症発症の20〜30年前に脳のβアミロイド沈着(老化性病変)が始まっていると言われている

 なら、どうしたらいい?

○認知症になるリスクを知り減らしていく!

①ライフスタイルが高血圧や糖尿病、認知症に大きく影響
米国在住アフリカ人とアフリカ在住アフリカ人の比較 


②肥満・高血圧・高コレステロールが認知症のリスク どれも2倍
糖尿病+予備軍でアルツハイマー病のリスクが4.6倍(久山町研究)

③食事も大切
○脂質を減らそう 
肉より魚で認知症リスク半減
・高脂肪餌、高コレステロール餌で脳βアミロイド沈着が増加(モデルマウスの実験)
・DHA(アジ、サバ、マグロ)で老人斑(脳βアミロイド)減少
・カロリー制限で老人斑(脳βアミロイド)減少 食事がアルツハイマー病に影響する

○肥満でアルツハイマー病リスク増加

○日本人は和食+乳製品が良い

 ④脳を鍛えるには運動しかない
運動で、海馬・前頭葉も働きが良くなり、記憶力アップ
運動で、神経細胞を育てるホルモン分泌 BDNFという神経細胞の肥やしが増える
運動で、高齢者の認知機能低下を防ぐ(目安:1回20分以上。発汗するぐらいを週2回以上)

 いかがでしょうか?
  身体が健やかであるというのは、一番大事なことだと思います。
  その大事なことを、毎日のスケジュールにほんの少し取り入れていきませんか?

私(平山)も、依頼されたことにスケジュールを埋めてしまい、自分の仕事や自分のことを後回しにしてしまっている派ですが、去年の暮れ(2017.12)に体調不良になり、健康の大事さを知りました。
2日で3㎏体重が減り10分座っているのもしんどいほど体力が落ちてびっくりしました。
寒邪(中医学でいう寒さの邪)が入ったのが原因と言われました。体力と筋力をつけなきゃと思い、 今年は、筋力と感性をつけようと、自分のスケジュールに、自然の多い所で散歩(大股で早く歩く)の時間を入れました!
成果は乞うご期待です。ぷよぷよ脂肪が引き締まったらみんなに言いふらす予定です。

認知症って?

 認知症とは、脳の病気で認知機能が低下し生活管理能力が低下して独居が困難になること。

 例えば、日時がわからなくて約束を守れなくなる、料理を作れなくなる、鍵や財布をなおした場所を忘れてしまう、銀行でお金がおろせなくなる、息子の顔をみても息子とわからなくなる・・・などです。

☆認知症かどうかは生活状況で判断
参考文献:山口晴保先生の研究室のホームページ(用紙ダウンロードできます)

  11項目質問紙の活用 
   ①同じことを何回も話したり、尋ねたりする
     ②出来事の前後関係がわからなくなった
     ③服装など身の回りに無頓着になった
   ④水道栓やドアを閉め忘れたり、後片付けがきちんとできなくなった
   ⑤同時に2つの作業を行うと、1つを忘れる
   ⑥薬を管理してきちんと内服することができなくなった
   ⑦以前はてきぱきできた家事や作業に手間取るようになった
   ⑧計画を立てられなくなった
   ⑨複雑な話を理解できない
   ⑩興味が薄れ、意欲がなくなり、趣味活動などを止めてしまった
   ⑪前よりも怒りっぽくなったり、疑い深くなった

     判定:介護者が評価して3項目以上にチェックが付くと認知症が疑われる。
     そのほかに、妄想や幻覚(実際にはないのに見えているようにいう)があれば受診を奨める。

*認知症は高齢者の15%、450万人。5年長生きすると倍増 90代では過半数 95歳以上の8割
     長寿と認知症はセット

    日本の寿命は年々伸びています。長寿=幸せならいいなぁ。
人は沢山の選択をして生きているんだから、自分の選択が今の結果。
長寿になれたのも自分の成果。

人生の最期が、自分の選択の集大成になるんだと思ったら毎日を大切に過ごそう
(大事に選択しよう)と思った(^.^)