ヘルパーさんは家を綺麗にする人ではないことを理解してほしいです。介護の専門職です。
よくあるのが、ヘルパーさんを家政婦さんと間違って、家の掃除や洗濯・調理をしてくれる人と思っている方が多くいます。確かに利用する方の生活を支えるために掃除や洗濯・調理をする場合もいますが、ホームヘルパーは介護の専門職です。家を綺麗にしたり、なんでも買い物をしたり、特別な料理を作る人ではありません。
メッセージ:介護職は、ただでさえきつい仕事と思われ敬遠され万年人手不足です。”掃除をちゃんとしてくれない””拭き掃除をしてくれない””来たついでに玄関の落ち葉くらい掃除してくれたらいいのに””猫の餌も買ってきてくれない”とクレームが多いのも訪問介護です。 介護保険は国民の税金で成り立っています。公的なお金のため一定のルールがあります。ルール以外のことをしてほしいとよく言われますが、事業所としてそれはできません。それを説明すると、罵声を浴びせられたり、なんでできないのかとヘルパーや事業所に延々と言い続ける方がおられます。それがしんどくて、離職する介護職もいます。介護職が今後も必要と思われているのであれば、ヘルパーは食事や入浴などの生活動作ができなくなった場合の介護や、身体を動かす機会が減った方に対して一緒に家事や動作をすることで機能を向上させよりよい生活を送れるように支援する人と理解をして頂きたいと思っています。ヘルパー自身もそれを誇りに思い業務を遂行してほしいです。