おはようございます。訪問介護サービス提供責任者の平山です。
今日の神戸も寒いです。
でも、晴れているので張り切って訪問しています!
平成12年に介護保険制度が始まって、はや20年。
「訪問介護」「ケアマネージャー」という言葉が一般的になりつつあります。
でも実際にどんなことをしているのかは、なかなかイメージしにくいのではないでしょうか?
訪問介護事業所は、数え切れないほどたくさんあります。
同じ内容、同じ算定(請求)でも各事業所によって特色があります。
私たち『有限会社 まいらいふ』では介護保険法の本旨である「自立支援」に重点を置いています。
自立支援とは、どんなことでしょうか?
これから少しずつ、弊社のケアをお伝えするために
「こんなケアをしています」をお届けしたいと思います。
まず今回は⭐️ボタンは自分で外せるはず!⭐️です。
この方は、長年、ご家族と他の事業所がケアを続けていらっしゃいました。
でも認知症の進行により、ご家族の負担が増してきました。
そこで訪問介護サービスの追加利用が決まったのですが、
それまで利用していた事業所だけでは引き受け切れなかったために弊社にご依頼をいただきました。
内容は朝の起床介助です。
「着替えは全部介助がいる」との事前情報で、ご本人にお会いしたところ
・認知症のために記憶は難しい状態であるが、意思疎通はできる
・指先に麻痺やこわばりが無く、スムーズに動かせる
・ご本人が介助者の声掛けに対して前向きに反応してくださる(これが何よりの強みです!)
というストロングポイント(ご本人の強み)を見つけました。
そこで、実際の介助ではパジャマを脱いでいただくとき、
訪問介護スタッフが全てのボタンを外してしまうのでは無く、
「ボタンを外していただけますか?」と声掛けをしてみました。
最初は、自分でボタンを外す習慣がなかったために、声掛けだけではボタンが外せず
指差して「ボタン」がどれであるかを誘導する必要がありました。
でも、それを続けるうちに「ボタンを外す」という動作を思い出され
声掛けだけでボタンを外せる日も出てきました。
(認知症でも体に染み付いた習慣の動作は忘れにくいと言われています)
すごく小さなことで、ケアを見ていても自立支援をしていることに気づかないほど些細なことかもしれません。
でも私たちは、この小さな一歩が大切だと考えています。
「自分のことが自分で出来る喜び」「自分の家で頑張りたい」という気持ちを支えるには
小さなことを積み重ねることが必要だからです。
出来るようになることが大事なのでは無く
「頑張ろうとすること」
が脳にも良い刺激を与え前向きな気持ちを生むのではないでしょうか。
以上、自立支援の考え方を取り入れたケアのご紹介でした。
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