おはようございます。訪問介護サービス提供責任者の平山です。
10月も後半になり、神戸ではやっと秋らしい涼しさになってきました。
とはいえお昼には汗をかいたりもするので、服装での体温調節はしばらく必要そうです。
『まいらいふ』では、同人広大の今中先生にお越しいただき、
毎月、中医学勉強会を行っています。
9月の勉強会では、季節の変わり目に現れやすい症状や日本人の健康について、経絡の流れについて勉強しました。
季節の変わり目に現れやすい症状の例として「主婦湿疹」が上げられました。
「主婦湿疹」とは、「手荒れ」のことを言います。
中医学で考える主婦湿疹は、手の浮腫が原因の一つです。
改善のためには、手先だけではなく全身の浮腫や余分な滞った水を取り除く必要があります。
特に夏場、体内の水が溶けている時期に有酸素運動をし、全身の流れを良くすることが大切です。
冬は体も、体内の水も固くなっているため難しいので、夏のうちに全身から汗をかいておくと
秋には体内の水の流れが良くなり、浮腫が改善します。
そうすると「主婦湿疹」の症状も出にくくなります。
「主婦湿疹」は手荒れを指すことが多いですが、原因が浮腫のため
足にも同じような症状が出ることがあります。
改善方法は同じ、全身の水の流れを良くすることです。
体調に合わせて、無理のない範囲でお試しください。
他にも浮腫が原因で起こる体調不良は多数あります。
手軽に予防するには、毎日、お風呂にゆっくりつかることをオススメします。
浴槽にゆっくりつかることで体が温まり、体内の水や固くなった脂肪が溶け出します。
汗をかければ余分な水を外に出すことができますし、
かけなくても体内の滞った流れが動き出すので健康維持に役立ちます。
その後、温まった状態で布団をかけてしっかり寝ます。
布団によって体が冷めにくくなり、横になっていることで体内の水が足元ばかりに滞るのを予防します。
(体内の水は重力に従うため)
入浴も体調によっては負担がかかるため、無理なく、安全に行ってください。
この時期は気候が不安定で体にも負担がかかりやすいです。
習ったことを生かして健康維持に努めたいと思います!
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