10連休のゴールデンウィーク明け、介護の働き方改革について考える。

おはようございます。

訪問介護サービス提供責任者の平山です。

史上初!?の10連休であるゴールデンウィークが終わりましたね。

世間ではお休みの方が多かったようですが、私たち介護業界(特に入所施設や訪問介護)は祝日も関係なく営業しています。

これは1人暮らしで、寝たきり、オムツ交換や食事介助など“命を支える”ケアが必要な方のためです。

お盆やお正月など、世間ではお休みとされているときでも対応は同じです。

弊社では基本的に土日は重度の身体介護のみ、引き受けるようにしていますが業界全体でみると「土日に買い物や掃除」を対応している事業所も多くあります。

それぞれの営業方針が違うのは当たり前で、それがよりよい介護業界を作ることにもつながります。

ですが「介護は土日祝も関係なく働いて当たり前」という風潮はいかがなものかと思います。

“命を支える”ケアが必要な方には、交代で出勤してサービスを提供します。

これは当然ですし、私たち訪問介護の専門職でなければ提供できないケアを提供している自負もあります。

でも「生活援助」と言われる必要最低限の掃除(いわゆる“ホームヘルパー”は介護の専門職であって家事をする人ではありません)や買い物代行などは祝日ならお休みにするなど、今までの常識を覆す対応も検討が必要な時期にきていると思います。

なぜなら増加しつづける高齢者に伴い介護サービスの需要も増え続けています。

介護の現場は常に「人手不足」です。

しかも働く側の高齢化もすすんでいます。

少ない人員で“命を支える”ケアに尽力し、スタッフの働き方改革も行う。

これらを両立するためには、

・専門職が対応すべきケアとそうでないケアを区別する(実際、神戸市は要支援の一部は専門職以外が行うようすすめていましたが、受け皿不足で難航しているようです)。

・国民全員が、財源にも人員にも限りがあることを理解する。

・私たち事業所が若い人に選んでもらえる会社となるよう努力する(業務の効率化、休みなど)。

ことが必要だと思います。

この先、働き手の不足・財源の不足からますます介護保険制度は厳しくなることが予想されます。

(介護保険制度は数年ごとの法改正を前提に開始された制度なので、乱用すれば厳しくなるのは当然ですが…)

制度がどうなっても強い会社で在り続け、よりよいケアを提供するために、

若い人や他業種の方にも魅力的な『有限会社 まいらいふ』にしていきたいです。

もちろん、大前提として「知識と技術、資質の向上」、専門職としてのケアを提供できるよう努力も続けます!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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