”命の輝きを支える”が理念の神戸で介護事業を23年している(有)まいらいふの平山香緒利です。
今回は”お金”の話です。
お金のことを考えることは大切です。充分貯蓄があるのに心配して今を安心して暮らせていないのはもったいないです。
今の世の中、お金があると、たいがいの物が手に入りますが、お金が無いと物も買えないし、サービスを利用することもできません。
でも、お金があるから幸せとは限りません。 バランスが大事です。日本人はお金教と言う方もおられます。悲しいことです。
老後のお金のことばかりを考えて、今の生活を楽しめていないのは、ちょっと違うと思います。
なので、介護が必要になった時の費用の目途として、金額だけでなく考え方も参考にしていただいたら嬉しいです。
<どんな生き方を望む?>・・最期まで自分のことは自分でやる、少しでも不便があったら人にやってもらいたい
<どの状態まで生きたい?>・・食事が口から食べられなくなったら、人工透析をすすめられたら
<どこで暮らす?>・・・家か施設か病院?
<誰に介護や世話をしてもらう?>・・家族・知人・近所の方・介護のプロ?
<どの生活レベルを望むのか>・・最低水準・中水準・高水準
を明確にしていくとだいたいの費用がみえてきます。
その金額に生きるであろう年数×12か月=必要な金額
簡単に言うと 必要なお金=今の生活費+介護費用
介護費用は・介護保険の制度が3年に1度大きな改正があること
・公的な施設入所は、所得によって、費用が大きく変わる
1割負担+食費+居住費=25,000〜139,200+日常生活費(2017年度)
・家でサービスを使う場合、現在で一番介護の高い要介護5で35065単位で38,000円程。
(まとめ) 家で介護を受ける場合は、介護保険制度が維持されていれば今の生活費に+5万円程度
施設で介護を受ける場合は、課税対象者で14万円〜23万円(施設種類により変わる)
介護になったら、別の生活になるのではなく、今の生活に介護をプラスになると考える
と分かりやすいと思います。
☆ ただ、この計算は介護保険があってこその計算です。もしなければ、20万円のサービス
を受けたら20万円を支払わなければなりません。今なら1割の方なら2万円です。
☆☆ 介護保険も医療保険も皆の税金で成り立っています。使う場合は、そのことに感謝して本
当に必要な時だけに使うようにすると介護保険も医療保険も1割は減ると思うのですが・・・
1割減ると、12兆円で、1.2兆円が国民も元気になり生活が豊かになることに使えます。
どちらがいいでしょうか?元気で使うのと、病気を治すことに使うのと。意識改革必要です!
☆☆☆ 介護保険も医療保険もタダだから、数百円だからという理由で使うと自分の能力や免疫力
を低下させることになり、結局は、自分自身の能力を奪うことになります。
もったいない話です。まずは、自助で、→共助→公助で、社会が変わる気がします。
「一人一人の行動で社会が変わる」