ケアマネジャーって、誰がなっても同じ?

「誰がなっても同じではありません」
大げさに言うと、利用する方のこれからの人生に大きな差が出てきます。
本当は、誰が担当してもある程度同じになった方がよいのかもしれませんが・・・
弁護士さんに相談に行って、対応者によって、結果が違うのに似てるかもしれません。

担当ケアマネだけでなく、利用する側の考えや受け入れ具合によってもかなりの差が出てきます。
例えば、専門職の提案に頑なに受け入れない方とそういうやり方もあるのだなと受け入れられる方、介護保険料を払っているのだから使えるだけサービスを使えと言う方、介護保険のサービスがあって助かる、できるだけ自分でしてできないところだけ助けてほしいという方では、後々の機能の維持度合に大きな差が出てきます。

ネットでケアマネの探し方を検索すると、デイサービスを使いたいときは、デイサービスの併設のケアマネ事業所のケアマネージャーに、ヘルパーを使いたいときは、訪問介護事業所の併設のケアマネージャーに依頼したらいいとの答えが多かったのにビックリしました。

ケアマネジャーは、今までのように自分のことが自分や家族でできなくなった時に、介護保険の介護認定を受けた方に対して、本人・家族の今後の生活への望む生活を聞き、身体の状態や介護者、住居の環境等を確認して、医療や介護の専門職と一緒にどんな選択肢がその方にとって良いのかを、皆で集まって(担当者会議)、情報交換・方向性や目標達成のためのサービスの内容を決めて、その方に合った適切な介護サービスの利用計画を立てる中心になる役割をもっています。

「どうやって選ぶの?」
事業所に電話をしたり、事業所を訪問した時の対応で決めたらよいかなと思います。
電話や応対の仕方でその事業所の雰囲気や考え方がわかると思います。
横柄な態度や、人によって態度が変わる事業所は、人間性もプロの意識も低いと考えてよいと思います。

介護のお金の話

命の輝きを支える”が理念の神戸で介護事業を23年している(有)まいらいふの平山香緒利です。

 今回は”お金”の話です。 

 お金のことを考えることは大切です。充分貯蓄があるのに心配して今を安心して暮らせていないのはもったいないです。
 今の世の中、お金があると、たいがいの物が手に入りますが、お金が無いと物も買えないし、サービスを利用することもできません。
 でも、お金があるから幸せとは限りません。 バランスが大事です。日本人はお金教と言う方もおられます。悲しいことです。 

 老後のお金のことばかりを考えて、今の生活を楽しめていないのは、ちょっと違うと思います。 

 なので、介護が必要になった時の費用の目途として、金額だけでなく考え方も参考にしていただいたら嬉しいです。

 <どんな生き方を望む?>・・最期まで自分のことは自分でやる、少しでも不便があったら人にやってもらいたい
 <どの状態まで生きたい?>・・食事が口から食べられなくなったら、人工透析をすすめられたら
 <どこで暮らす?>・・・家か施設か病院? 
 <誰に介護や世話をしてもらう?>・・家族・知人・近所の方・介護のプロ?
 <どの生活レベルを望むのか>・・最低水準・中水準・高水準

 を明確にしていくとだいたいの費用がみえてきます。
 その金額に生きるであろう年数×12か月=必要な金額 

 簡単に言うと 必要なお金=今の生活費+介護費用 

 介護費用は・介護保険の制度が3年に1度大きな改正があること
       ・公的な施設入所は、所得によって、費用が大きく変わる
         1割負担+食費+居住費=25,000〜139,200+日常生活費(2017年度)
・家でサービスを使う場合、現在で一番介護の高い要介護5で35065単位で38,000円程。

 (まとめ) 家で介護を受ける場合は、介護保険制度が維持されていれば今の生活費に+5万円程度 
       施設で介護を受ける場合は、課税対象者で14万円〜23万円(施設種類により変わる)

介護になったら、別の生活になるのではなく、今の生活に介護をプラスになると考える
と分かりやすいと思います。 


   ☆   ただ、この計算は介護保険があってこその計算です。もしなければ、20万円のサービス
を受けたら
20万円を支払わなければなりません。今なら1割の方なら2万円です。

   ☆☆  介護保険も医療保険も皆の税金で成り立っています。使う場合は、そのことに感謝して本
当に必要な時だけに使うようにすると介護保険も医療保険も1割は減ると思うのですが・・・
     1割減ると、12兆円で、1.2兆円が国民も元気になり生活が豊かになることに使えます。
     どちらがいいでしょうか?元気で使うのと、病気を治すことに使うのと。意識改革必要です!

   ☆☆☆ 介護保険も医療保険もタダだから、数百円だからという理由で使うと自分の能力や免疫力
を低下させ
ることになり、結局は、自分自身の能力を奪うことになります。
もったいない話です。
まずは、自助で、→共助→公助で、社会が変わる気がします。

      「一人一人の行動で社会が変わる」

        

 
 

 

介護保険を申請して、サービスを受けるまでどうしたらいいの? 

”命の輝きを支える” 寝たきりにならない、寝たきりにさせないを理念にしている(有)まいらいふの代表の平山です。

今回は介護保険を申請してからサービスを受けるまでの流れをお伝えします。

<急ぎでない場合> 結果が出てからサービスを利用する

介護保険の結果は申請してから1か月後位で郵送で結果が届きます

申請を依頼した事業所に連絡をして具体的な話をすすめる

 

<急ぎの場合>   すぐに介護サービスを利用しないと生活に支障が出る場合

介護保険の申請後すぐにサービスを利用する手続きを開始する
 *介護結果前にサービスを利用することは、リスクを伴います。 
   ・自立がでた場合、利用したサービスの費用の全額を支払い
   ・介護3がでると思って介護2が出た場合、介護2の単位からオーバー分を実費で支払い

介護保険は、介護保険法に基づいて、サービスを利用するにあたって、必ず会議と書類を揃える必要があります。
介護保険を利用にあたって、自己負担額は1割か2割ですが、残りの8割か9割は税金からの支払いになります。 

①〜⑤の流れのうち赤字記入は、自宅訪問となります。少なくてもサービス利用までに2回は訪問して面談となります。

介護保険のサービスを受けるために、介護保険制度で決まったプロセスを踏む必要があります。 

①「あんしんすこやかセンター」か「居宅介護支援事業所」と契約・面談(情報収集・課題分析)

②「ケアプラン作成依頼届出書」等を市(保険者)へ提出 

自宅にて担当者会議開催(参加者:本人・家族・ケアマネジャー・サービス事業所責任者)で望む生活の目標設定について話しあう。具体的な目標と支援内容を決める。 

④サービスの実施=ケアプランの実施

ケアマネージャーの毎月訪問(本人状態とサービス内容の状態把握)

 

兵庫県立大学さんの地域キャリア論の授業に参加して

経営者の会の中小企業家同友会の共同求人委員会の繋がりで、授業に参加させて頂き昨日が発表会でした。

授業の趣旨は、”学生のキャリア形成の一環として、地域企業の魅力を学生に認知してもらう動画制作を行う産学コラボ授業。経営者へのインタビューをスマートフォンで撮影し、企業や経営者の魅力を紹介する動画を制作し発信する”

今回は、お隣である神戸芸術工科大学の映像表現学科の先生も参加されるという贅沢な授業でした。

スマートフォンで動画が制作ができることに驚き、昨日の6社の動画をみてクオリティの高さに更に驚きました。

6社に各4〜5人の学生さんでグループ分けが行われますが、学年も学部も違い初めましてから始まるメンバーで5回の授業でこのクオリティで、社長6人も先生も感嘆しました。

このクオリティの高さや観た人が感動するものに仕上がったのは、単に操作が上手いや得意な人がいるからではなく、今回の趣旨である、”企業や経営者の魅力”をどう引き出せるのかを真剣に考えた熱意が仕上がりにこうも繁栄されるのだと体験させてもらって、久しぶりに姿勢を正す機会を頂きました。

授業も仕事もただ無難にこなすこともできるし、熱意をもって真剣に取り組むことも自分次第でできる。
今回の授業で、学生さんの取り組む姿をみて、チームで協力すること、熱意をもってすることで、自分達が思っている以上の成果ができること、そのプロセスが優しく強い人間をつくっていくステップになんだと感じた。

より良いものを作るというチームの共通の目標があることが、一人一人の力を引出したのだろうか。

まいらいふの仕事の価値は目に見えないが、人の人生においてすごく重要な部分を担っている。

今回の授業に参加させて頂いて、改めて、熱意の重要性を教えて頂いた。

今回お世話になった先生、関係者の皆さん、学生さん、同友会のメンバーに感謝。

この縁が末永く続きますよう、これからもどうぞ宜しくお願いします。

介護保険って何?〜申請まで!

”命の輝きを支える” (有)まいらいふの平山です。
人らしく、最期まで幸せに生きるには、今をどう生きたらいいのかと日々考えています。

今回は、介護保険っていつ申請すればいいの?についてです

Q.介護保険はどのタイミングで申請すればいい?
A.介護が必要になった時や骨折や、病気で入院になり今後介護が必要と思われる時に申請をします。

Q.どこで申請するの?
A.・知り合いのケアマネジャーがいれば、その方に相談し紹介もしくはその方に申請してもらう。
・区役所でケアマネジャーのいる居宅介護支援事業所の一覧表をもらえるのでそこまら選び電話や訪問で依頼する。
・ネットでワムネットと検索して包括支援センターや居宅介護支援事業所の一覧から最寄の事業所の電話や訪問して    感じのよいところに依頼する。

Q.結果はいつわかるの?
A.申請してから約1か月後に自宅に郵送されます。

<実情>
申請業務を代行するのは、ケアマネジャーがするのが当たり前になっているが実は無報酬。
ケアマネジャーに報酬が発生するのはケアプランをたてて介護サービスを使った時です。

<より詳しく>
介護保険証は、65歳になる月の前月に本人あてに役所から郵送されます。
もし、介護保険証が見つからなければ、区役所で再発行をしてもらえます(詳細は問合せを!)

介護保険証を持っているだけでは介護保険のサービスは利用できません。利用するためには要介護認定または事業対象者の判定を受ける必要があります。なので「あんしんすこやかセンター」もしくは「えがおの窓口」(居宅介護支援事業所)に相談してください。

あんしんすこやかセンターは、役所直営の場合と、神戸市のように、事業を委託している場合があります。
居宅介護支援事業所は、あんしんすこやかセンターが併設しているのと、民間がやっているのとがあります。
申請を依頼すると、ケアマネジャー等の担当も同じところになる流れが多いです。

<思い>
ケアマネジャー等の担当者のケアのマネジメントが、利用する方の生活の質へ影響されます。

ここは慎重に、事業所や担当者を選ぶことが必要です。
事務所の雰囲気や思いを知ることが大事です。

ちなみに、まいらいふの理念は、 ”命の輝きを支える”です。
その中にはいろんな思いが詰まっています。
・最期まで人らしくイキイキと生きたい(やりたいことをして自分らしく=人の役にたつ)
・自立支援をする(害のあるケアをしない)(排泄は自分で)
・寝たきりにならない、させない

 簡単そうで、今の日本では、よほど自分の考えがしっかりしていないとできない内容です。
ケアのプロ集団として、”命の輝きを支える”を実践していきます。