67歳の母が骨折をして自分でトイレやお風呂に入ることができなくなった。介護保険は申請できる?

介護保険の申請の対象になります。                                       介護保険は申請して認定結果が出るまで1か月程度かかります。結果がでなくても申請をすればサービスを利用することはできますが、認定結果で使えるサービスを超えてサービスを利用した場合、実費での支払いがでる可能性もあります。そのためサービスを利用されるまでに、認定結果がでるように申請しておくことをお勧めします。入院されているのであれば、病院のケースワーカにご相談ください。退院されているのであれば、お近くの市町村の介護保険課か地域包括支援センターか指定居宅介護支援事業者にご相談ください。費用はかかりません。

綺麗好きな母の家が、整理整頓・掃除ができていない状態になっていた。どうしたらいい?

ただの体調不良であれば、家族さんが綺麗な状態にしてあげると、お母様の体調が戻ればお掃除や片付けをされると思います。 体調が戻っても、整理整頓・掃除ができずに状況がどんどん悪くなる場合は、手だてが必要です。

なぜできなくなっているのか原因をみつけることが大事です。                    ①ただ単に、加齢で片付けが億劫になっている。                          ②訪問者も来ないので掃除する必要性を感じていない。                       ③内臓疾患や手や足の痛みで掃除や片付けの動作がしにくくなっている。                 ④認知症等の疾患で、掃除や片付けをすることを忘れてしまっている。

対処の例                                            ①②=定期的に訪問して一緒にする。電話で”掃除すると身体を動かすので身体にいいらしいよ”と促す。 ③ =通院等で疾患を治療・処置をする。                              ④ =主治医に相談する。認知症専門外来を受診する。 日常生活で支障があれば介護保険申請も可能なため、地域包括支援センターか指定居宅介護支援事業者に相談する。

近所の人がヘルパーさんに来てもらっているけど、掃除を綺麗にしてくれないと怒っていた。ヘルパーさんが入っているのになぜ?

ヘルパーさんは家を綺麗にする人ではないことを理解してほしいです。介護の専門職です。

よくあるのが、ヘルパーさんを家政婦さんと間違って、家の掃除や洗濯・調理をしてくれる人と思っている方が多くいます。確かに利用する方の生活を支えるために掃除や洗濯・調理をする場合もいますが、ホームヘルパーは介護の専門職です。家を綺麗にしたり、なんでも買い物をしたり、特別な料理を作る人ではありません。

メッセージ:介護職は、ただでさえきつい仕事と思われ敬遠され万年人手不足です。”掃除をちゃんとしてくれない””拭き掃除をしてくれない””来たついでに玄関の落ち葉くらい掃除してくれたらいいのに””猫の餌も買ってきてくれない”とクレームが多いのも訪問介護です。 介護保険は国民の税金で成り立っています。公的なお金のため一定のルールがあります。ルール以外のことをしてほしいとよく言われますが、事業所としてそれはできません。それを説明すると、罵声を浴びせられたり、なんでできないのかとヘルパーや事業所に延々と言い続ける方がおられます。それがしんどくて、離職する介護職もいます。介護職が今後も必要と思われているのであれば、ヘルパーは食事や入浴などの生活動作ができなくなった場合の介護や、身体を動かす機会が減った方に対して一緒に家事や動作をすることで機能を向上させよりよい生活を送れるように支援する人と理解をして頂きたいと思っています。ヘルパー自身もそれを誇りに思い業務を遂行してほしいです。

65歳以上で介護保険証は届いているけど、すぐ使えるの?

介護保険サービスを利用するためには、認定の申請をして、要介護(要支援)認定を受ける必要があります。申請から認定結果の通知まで、30日程度かかります。緊急時は、結果が出るまでにサービスを利用することも可能です。

介護保険サービス利用までの手順 (要介護認定申請から要介護認定まで)

1.要介護(要支援)認定の申請                                 神戸市の場合①えがおの窓口に依頼②あんしんすこやかセンターに依頼③本人や家族が市区町村に直接申請の3パタンがあります。

2.主治医意見書の依頼                                     かかりつけ医に医学的見地から意見書を作成してもらいます(役所から直接書類が届きます)       *1か月以上診察を受けていない場合など、改めて受診が必要な場合があります。

3.認定調査(訪問調査)を受ける                               市の職員か、市から委託を受けた調査員が自宅を訪問し認定調査を行います。

4.判定                                                    認定調査・主治医意見書等から、要介護度を審査・判定します。

5.要介護(要支援)認定と結果の通知                              市が要介護度を認定。「要支援1・2」「要介護1〜5」「非該当」があり、本人へ通知します。

突然、親に介護が必要になったらどうしたらいい?

まずは、市区町村役所の介護保険課か、知り合いのケアマネジャーがいれば相談してください。

年齢や病気によって使える制度が違いますので、介護経験者に相談するのではなく、まずは、介護のプロに聞いてください。

制度は毎年のように変わります。家族のことだから家族だけでなんとかしようというのは危険な考え方です。新しい制度をよく知ったうえで、自分達の家族にあうものを、本人・家族・医療職・各専門職で検討し提案してくれます。

ほとんどの方が初めての経験で、親のできなくなった姿がショックで今の状態を受け入れらえることができない方も沢山おられます。介護状態になったら、すぐに対応が必要です。

現状を受け止めて、相談・手続き等を速やかに行いましょう。

メッセージ:  公的な制度に至れり尽くせりのサービスを求めることはできませんが、本当に必要な最低限の生活は支えてくれると私は信じています。制度の使い手次第です。使えるからと湯水のように無駄に使っていると、制度自体が成り立たなくなり、困るのは次の世代です。そうならないように自分でできることはするという当たり前のことができる大人であり続けたいと思っています。

 

食べているのに朝から何も食べていないと何度も言うのですがどう対処したらいい?

① これが続くようであれば、かかりつけの先生に相談してください。

たまたまほかのことが気になって忘れていたのであれば、説明をすればわかって頂けると思います。説明してもわかってもらえない場合は、病気が潜んでいるかもしれません。様子をみようと先伸ばしせずに、受診しましょう。

② 認知症とわかっている場合の対処方法は、クッキーやビスケットを渡して食べて頂き落ち着いてもらう。散歩や会話などをしてほかに集中できるようにする。

雷(犬)が・・・

28.2/2に16.7歳で亡くなりました。

犬が亡くなってこんなに悲しむとは思いませんでした。

亡くなる1か月前に10日間食べなかった後に寝たきりになったけど、前足だけで移動してしばらくしたら自力歩行もできるようになった矢先に痙攣が短時間で9回も・・・1週間食べなくなって寝たきりになって、そのまま・・・

あっぱれな死に様でした。 噛むわ、吠えるわ、留守番できないわのごん太さんでしたが、最期まで自分で歩けると疑わずに必死で立つ動作を体力のある限りしていました。

甘えたさんでしたが、根性を見せてくれたライ、見習いたい生き方でした。

介護と仕事の両立はできる?

 できます。
 まずは、「介護を一人で抱え込まず、介護保険や会社の制度など様々なサービスを利用しながら仕事との両立する」と決断することです。
 子供ができたからと一家の大黒柱が会社が辞めることがないように、介護も離職をするべきではないです。  介護も人生の1つのイベントです。仕事と今の生活を続けながら、どう関わっていくのがベストか考えます。
 
 次に会社と介護のプロに相談しましょう。 
 会社に相談することで、今使える制度の説明や、介護も続けながら仕事ができる環境を提案してくれます。
 介護のプロであるケアマネジャーは、要介護者が適切な介護サービスを受けられるようにマネージメントをしてくれます。介護に対して不安になっていることに対して、具体的に相談にのってくれます。ケアマネジャーの知り合いがいない場合は、市区町村の介護保険課に相談しましょう。