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2021年もあっという間に1ヶ月が経ちました。今年もよろしくお願い致します。

こんにちは。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

年明けから訪問介護はものすごく忙しい日々が続いていました。

ブログ更新ができていない間に、1月は過ぎ・・・

時の流れの早さに驚愕しています。

特にコロナ騒動が始まってからは、時間や季節の感覚があやふやになっている気がします。

さて、まいらいふは今年も

企業理念である「命の輝きを支える」をモットーに

一歩先ゆく在宅介護を実践して参ります。

「自分で頑張りたい」「自分のことは責任を持って考えたい」

そんな在宅介護を支えます。

ご挨拶が遅くなりましたが、

まいらいふは風のように柔軟に変化し成長します。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

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【今年の漢字】介護福祉士の私の場合

おはようございます。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

 

早いもので12月もあと少し。

今年はいろいろなことに対応し続けた1年でした。

私たち介護の専門職は

常に感染予防を徹底し職務に励んでいます。

緊急事態宣言の前後、まだ新型コロナウイルスの危険性などが全くわからない中

役所からは「デイや施設が休んでも訪問介護は稼働するように」

「何があっても感染者を出さないように」

とほぼ不可能に近い一方的な指示がFAXで届き続け

(毎日、様々な部署から全く同じ書類が何十枚も届きますが念のため全てに目を通します)

通常業務の書類選別に支障をきたすほどの負担を強いられました。

それでも指示に従うべく努力し

(当然、介護職にも命を守る権利がありますから、

ウイルスの危険性によっては全ての業務を休止する旨は3月の段階で関係各所にお知らせしています)

新型コロナウイルスや感染予防などを

「(認知症などで)理解できない」もしくは「自分には関係ないと思っている」

高齢者にも予防の大切さをお伝えしました。

 

そんな「普段とは違う」1年でしたが、

私にとっての今年の漢字は「静」です。

まず常に冷静であるよう努めたこと。

テレビ報道などはニュースといえどもエンターテイメントです。

制作側の利益になるよう世論を誘導し

もしくはスポンサーの意向に従い内容を調整しているはずです。

これは人間が利益を上げるために作るものである以上、当然のことですから

報道に流されすぎないように気をつけています。

介護の専門職として

正しい判断をし続けられるよう情報収集を行い、

「お祭り騒ぎ」には距離を置き

でも「正しい感染予防は徹底する」というスタンスを守ります。

 

そして弊社訪問介護の仲間の「落ち着き」「冷静さ」に助けられた1年でもありました。

新型コロナウイルスについてまだ何もわかっていない頃から

誰一人としてパニックになったり

「休む」「やめる」と言ったマイナスの言葉を口にしませんでした。

もちろん、私もサービス提供責任者として

標準予防策をはじめ、新型コロナウイルスについても得られる限りの情報を伝えてきました。

会社としても手に入る限りの感染対策グッズを配布してくれました。

これは他の業種によくあるポーズとしての感染予防(手袋をした手で、顔もお金も食べ物も全部触るなど)ではなく

ウイルスの感染経路を考えた、現段階のリスクに対して必要十分なものです。

でも、それよりも安定したサービス提供に貢献したのは

訪問介護士それぞれの、落ち着いて判断し行動する力です。

「私はバス移動の時、なるべく窓の近くにおるで」

「手洗いは頭の中で歌を歌いながらしたら、ちゃんとできるで」

「顔が小さいから子供用マスクしとんねん(隙間防止のため)」

などそれぞれが工夫しつつ

日々アップデートされる情報に粛々と対応したことにより

サービス提供を続けることができました。

 

2020年は私に

「冷静でいられるよう努める」

「静かに確実に対応する」

「落ち着いて情報を取捨選択する」

ことの大切さを改めて実感させてくれた年でした。

そしてそれによって、

チームワークでサービス提供を続けることができました。

「感謝」という言葉も候補に考えたのですが

やはり「みんなの冷静さに助けられた」ことが

今年一番感謝していることなので

「静」を今年の漢字にしたいと思います。

様々なことが変化した2020年、

普段とは違う視点で物事を考えたり、

学んだりすることができた1年でした。

今年の経験をいかして

来年は柔軟に変化し、判断力を磨き、輝く1年にしたいです!

「有限会社 まいらいふ」に関わって下さった全ての皆様

今年も本当にありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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意外にも!?体調を崩す方が増えています。

おはようございます。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

もうすぐ12月。

今年はコロナの影響で、季節がワープしたかのように感じます。

弊社の訪問介護では、11月に入ってから入院する方が相次いでいました。

最近は退院ラッシュで、やっと在宅に戻られると安心しています。

例年は秋は過ごしやすい気候の影響か

入院する方は少ない季節です。

今年は夏に熱中症で搬送する方がほぼいなかったのですが、

その代わり?秋になって入院が続いている印象です。

「命を脅かす暑さ」と言われる夏の警戒心がひと段落すること、

急激な気候変化、

高い湿度、などが関係しているのでしょうか。

今はコロナ予防のために、ご家族との面会を制限している病院がほとんどです。

感染症から身を守るために必要なことですが、

退院された方々は入院前に比べると状態が悪くなることが多いように見えます。

なるべく入院しなくて済むよう、体調管理に気をつけたいところです。

足を冷やさないこと(高齢者は特に、足の冷えは上半身に比べて自覚しにくいです)、

食べすぎないこと、

手洗い、うがい、マスクの徹底、

は簡単にできる体調管理の一環です。

穏やかに在宅で過ごせる方が増えることを願っています。

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年末年始休業のお知らせ

年末年始休業期間

令和2年12月30日(水)〜令和3年1月3日(日)


こんばんは。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

さて、早いもので11月も後半を迎えようとしています。

介護業界ではすでに年末年始のスケジュール調整が始まっています。

年末年始休業期間は、訪問介護サービス、事務所対応を含めた

全ての業務でお休みをいただきます。

ただし、身寄りがいない上に、止むを得ない事情でショートステイの予約が取れなかった、

寝たきりでおむつ交換と食事介助がなければ命をつなぐことができない、

などを条件を全て満たす方には訪問サービスを提供できるよう調整を行います。

それでも年末年始期間は、勤務できるスタッフがごく少数であることから

調整ができない可能性もございます。

ご利用者様、ご家族様、ご関係者の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、

ご理解とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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【介護福祉士の視点】高齢者宅の暖房はエアコン一択

こんにちは。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

今日の神戸はとにかく寒い!

事務所ではエアコンやコタツも使い始めました。

 

これからの季節、どのご家庭でも様々な暖房器具を使われると思います。

高齢者は、比較的寒さに弱い方が多く、しかも皮膚感覚が鈍くなっているため

暖房器具の取り扱いには注意が必要です。

今回は私が訪問介護士として、たくさんのお宅で見た暖房器具について考えます。


ストーブ(火が見えるタイプ)

これがとにかく一番危険です。

認知症の兆しが見えたり、皮膚の感覚が少しでも衰えた兆候があったり、

また「自分は大丈夫」と人の言葉を耳に入れられなくなった場合はお勧めできません。

認知症初期でも

・ストーブをつけたことを忘れて側を離れる、もしくは近づきすぎる

・使い方が分からなる

・灯油をこぼしたり正しく取り扱えなくなる

という症状は出やすく、こういった些細なことがすぐに火事や火傷につながるのが

火が見えるタイプのストーブの危険性です。

皮膚感覚については、

・低温火傷のリスク

・温度調整の難しさ

という点で注意が必要です。

また「自分は大丈夫」と他者の意見を聞くことができなくなった場合には

・テレビなどで「換気をしましょう」と呼びかけても聞き入れられなくなる

・近くに洗濯物を干すなど危険な行為をしていても「今まで大丈夫だった」とやめることができない

など「より安全な使い方」ではなく

「今までの負の成功体験」によって行動してしまうことがあります。

個人的には、火が見えるストーブは暖かく、心も癒されるような見た目で大好きなのですが

高齢者宅での使用はお勧めできません。

本格的に認知症状が悪化し始めたり、

体が思うように動かなくなる前に、

エアコン暖房に切り替えることを検討していただきたいです。

早めに切り替えることが、ご本人の混乱を防ぐことにもつながりますし

ご家族も余裕を持って対応することができます。


電気ストーブ・電気あんか・電気毛布

これらは共通して低音火傷のリスクがあります。

電気あんかと電気毛布は、

体に当てたりかけたりして使うものなのでイメージしやすいと思いますが

皮膚感覚が鈍くなると「熱い」と思った時には手遅れです。

設定温度に気をつけるだけでなく、取り扱い説明書の注意点をしっかり守り

場合によっては電気毛布でも直接は体にかけないようにするなどを工夫が必要です。

そして電気ストーブについてです。

これは信じられないかもしれませんが、

電気ストーブを膝に乗せて抱えたり

スネに密着させて使っている認知症の方がいました。

当然、危険ですし火傷もします。

最近の電気ストーブは安全設計がしてあり、

床から持ち上げるとスイッチが切れるものがあります。

でも、高齢者宅には、とんでもなく古い電化製品が

いまだ現役で使用されていることがあります。

古いものを大切に使うことはいいことですが、判断力が衰えた方にとっては

危険以外の何物でもありません。

今、自分の判断力があるうちに、またはご家族が、

古すぎる危険な電化製品がないかを確認してみてはいかがでしょうか。

また、電気ストーブには火災の危険もあります。

スイッチが入っていることに気がつかずに、

または認知症等で電気ストーブだと認識できずに、

ストーブのすぐそばに衣類を置いてしまうのもよくあることです。

「認知症になったら、どうなるか分からない」ことを念頭に置いて

早め早めの行動が、安全への第一歩だと思います。


暖房はエアコン一択

私は灯油で炊くタイプのストーブも好きですし、

囲炉裏のあるお家にも憧れます。

同じ日本でも地域によって寒さは異なります。

少なくとも神戸近郊の、介護が必要な方またはその手前の方には

エアコン以外の選択肢はデメリットが多すぎるのではないでしょうか。

エアコンもスイッチが複雑でわかりにくい、

一番温める必要がある足元が苦手、という欠点はあります。

(家電開発者様、エアコンに限らず私たち介護の専門職には経験とアイデアがあります。

もっと使いやすい家電を一緒に考えさせていただきたいです!)

ですが、

・適切に使用すれば火災の危険が少ない

・届かない場所に設置されているので、抱えたり倒したりするリスクがない

・低温火傷の心配が少ない

・温度設定ができて、タイマーがある

・介護者不在の場合でもつけっぱなしにできる

という大きな利点があります。

そして夏になれば、冷房としても使えます。

ごくまれに「今まで冷房なんか使ってない」と言われる方もいらっしゃいますが、

最近の夏は命に関わる暑さです。

利用者様の安全が第一ですが、

私たち介護職も「暑すぎて命が危険」なお宅には訪問することができません。

夏にも冬にも使える、安全性の高いエアコン。

もちろん、換気やメンテナンスは必要ですし

エアコン掃除は介護保険では行えませんので、ご家族か専門業者が行うことになります。

でも、「命」「安全」を第一に考えたとき

私はエアコンをお勧めします。

 

 

 

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【入社9年目】改めて考える、注意してもらえることの有り難さと私の経歴

おはようございます。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

神戸は秋本番を迎え、訪問介護にとっては快適な季節がやってきました!

 

私は秋に入社したので、もうすぐ入社10年を迎えます。

アルバイトの事務員として入社

↓(ヘルパー 2級課程修了)

正社員登用

デイサービスオープンに伴いデイ職員へ

↓(社会福祉主事任用資格取得・介護職員実務者研修修了)

訪問介護へ戻る

↓(介護福祉士資格取得)

訪問介護サービス提供責任者

↓(介護支援専門員資格取得・中医学療法師課程修了)

訪問介護管理者

とステップアップしてきました。

この間、研修を受けたり、自分で勉強したり、考えて工夫をしたりと努力を続けてきました。

でも、私の成長を一番大きく支えたのは「教えてもらえる」「注意してもらえる」環境です。

時には叱責されることもあります(過去形ではなく、今でも社長に叱られます)。

今、自分が人を教える立場になって、それがいかに有難いことかが身にしみています。

人に注意する、叱るということは、時間も膨大なエネルギーも必要とします。

仕事を教え、まいらいふ社員としてのあり方を教え、手本を見せて、やってみるチャンスを与えて修正する・・・。

考えただけでも気の遠くなるような労力が必要です。

思い返してみると、私は働き始める前から常にその恩恵を受け、教えて、叱ってくれる人が周りにたくさんいました。

親はもちろん、学校の先生、部活の顧問、習い事の先生、アルバイト先で、今の会社で・・・etc.

心から感謝しています。本当に、ありがとうございます。

「今まで注意されたことがない」という人がたまにいますが、

それは注意されたこと自体を覚えていないのか、

見込みがないと見捨てられて教えてくれなくなったか、のどちらかではないでしょうか。

私はこの先も、生きている限りは、人として、社会人として、成長し続けたいです。

自分で学び努力する。

そして周りの方から教えていだけた場合には、素直に取り入れて、感謝する。

そんな姿勢を持ち続けます。

「素直に学ぶこと」「柔軟に変化できること」

これは仕事だけにとどまらず、生きていく上で大切なことです。

自分を磨き、新しいことにも挑戦する。

入社10周年はそんなスタートの年にできるよう

今できることから始めます。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します!

 

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【2021年度】内定式を行いました。私たちも気持ちが引き締まります。

おはようございます。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

10月に入り、神戸がぐっと気温が下がっています。

 

10月1日、まいらいふでは2021年度入社の内定式を行いました。

コロナ禍の影響で、就職サミットが次々と中止になるなか

個別での説明会や動画などで採用活動を行なってきました。

この度、無事に内定式を行うことができました。

アドバイスを頂いた方、ご紹介頂いた方、大学関係者の方など

様々な方のお力添えのおかげです。

本当にありがとうございます。

就職サミット中止の影響は大きかったですが、

動画作成やホームページの作り直しなど、

新たなことにチャレンジできる良い機会も得られました。

これからも社会は変化を続けていくはずです。

まいらいふは、どんな時でも柔軟に変化に対応し

新しいことにもチャレンジします。

新たな力を迎え、のびやかに成長する『有限会社 まいらいふ』にご期待ください。

これからもより一層精進して参ります。

どうぞご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

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【油断大敵】やっと涼しくなってきたこの時期に注意したいこと。

こんにちは。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

神戸は長い夏の終わりがやっと見えてきました。

夏の終わりから、秋にかけては「知らぬ間の冷え」に注意が必要です。

「知らぬ間の冷え」とは

この時期は朝と夕方は少し涼しいですが、昼間は暑く冷房も使っていることが多いと思います。

冬場の冷えは気温が低いために体感しやすいですが、

まだ暑い時期の冷えは気づかないうちに健康に影響を与えます。

例えば、

・朝夕の涼しさで少し足元が冷えている

・暑いので冷房を入れたけれど、実は足や肩は冷えている

・夏だど思ってシャワーを浴びるだけにしていたら、血流が悪くなって冷えている

などがあります。

他にも、自分では「暑い」と感じているのに、

体の末端が冷えていることがあれば「知らぬ間の冷え」として注意が必要です。

自覚できない冷えの影響は

・頭に血が上った感じでボーとする

・頭痛や肩こりがひどくなる

・消化が悪い感じがする

・脂肪が固まって痩せにくくなる

などさまざまなところに現れます。

「知らぬ間の冷え」は足元からやってくる

私たちが「暑い」と感じるのは頭を含めた上半身が暑い時ですが、

その時でも足だけは冷えているということがあります。

こういう時、体は「冷え」に大して無防備で、影響を受けやすくなっています。

本当に寒い時期には、頭も上半身も、足も全部が冷えるので

厚着をしたり、暖房を使ったり冷えに対策を取ろうとするので

無防備になることは少ないはずです。

「知らぬ間の冷え」は足元からのぼってきます。

一度、「今日は暑い」と思っても足先やふくらはぎを触って

冷えていないかを確認してみてはいかがでしょうか。

今すぐ出来る3つの対策

①レッグウォーマーを着用する

冷房や除湿をうまく使いながらも、

レッグウォーマーでふくらはぎを温めて、冷えから守ります。

②お風呂では湯船に浸かる

暑さの続くこの時期ですが、足先から冷えが始まる時期でもあります。

自覚できない冷えから体を守るために、ご自分の身体と相談しながら

ゆっくり湯船に浸かります。

③フットマッサージを受ける

冷えるとふくらはぎが固くなります。

そうなると、更に冷えの影響を受けやすくなる悪循環が生まれます。

これを防ぐためには、フットマッサージでふくらはぎを柔らかくすることがおすすめです。

リラクゼーションサロンでプロにお願いしてもいいですし、

ご自宅でセルフマッサージをしてもいいです。

手順や経絡の流れる向きにはこだわらず、

「とにかくふくらはぎを柔らかくする」という意思を持ってマッサージをしてください。

最後に

今回は中医学の観点から、季節が秋へと移るこの時期に

すぐ出来る「知らぬ間の冷え」対策をご紹介しました。

人間の体も自然の分物と同じように

気候や天気など地球環境から影響を受け続けています。

冷えると固まる、

固まると動きが滞る、

流れるべきものが滞ると健康や美容に影響が出る、

というイメージです。

寒さや暑さは本来、良いものでも悪いものでもありません。

地球の自然環境の変化にうまく対応し、

それぞれの季節に応じた過ごし方をして健康に楽しく暮らしたいと思います。

 

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【上限50%!?】いつまで続くかわからない介護に押しつぶされないために②

おはようございます。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

今日は前回の記事(【上限50%!?】いつまで続くかわからない介護に押しつぶされないために①)の続きです。

(※この記事は以前アメブロに載せたものを編集して投稿しています)

現役介護福祉士が考える「家で介護する」ということ

前回の記事では、頑張らずに余力を残した介護をする覚悟をお勧めすること、

意思決定の責任はご本人やご家族にしか負えないこと、を記述しました。

今回はより具体的に考えていきます。

「家で介護する」ことのメリット・デメリット

家で介護することのメリットは、なんと言っても、住み慣れた自宅で過ごせることです。

気持ちが落ち着くというだけでなく、

ご近所付き合いをしてきた方なら時々ご近所さんがお話に来てくれたり、

お友達が家に電話をくれたり、という人付き合いに関する点でも利点があります。

また、どのように「人生の最期」を迎えるのかを

ご本人とご家族が主体的に選択しやすいことも忘れてはなりません。

これは今までの訪問介護の経験から、本当に大事な事だと思います。

ターミナル期の場合は、ご本人の希望とご家族の意向が合えば、

住み慣れた家で穏やかに過ごすことは、

ご本人にとってだけでなく、看取った後のご家族にとってもよい選択となることが多いように見えます

(全ての方に在宅でも看取りを勧めるわけではありません)。

ではデメリットはどんなことがあるでしょうか?

一番は、いざという時に一人かもしれないということです。

施設でも利用者ひとりひとりに介護職員がついているわけではなく、

夜間は特に何十人を一人や二人で担当するような状態です。

ですから常に見守ってもらえるわけではありませんが、

在宅に比べると人の目が多い傾向にあります。

他には、ご家族の介護負担の問題です。

施設でも入所すればご家族の役割がなくなるわけではありません。

いろいろな用事で度々、呼び出しがあることもあります

(在宅分野も含めて介護保険サービスには厳格なルールがあり、なんでもお願いできる事はあり得ません)。

それでも、毎日同居して介護をしたり同居でなくても通って介護をするよりは

介護負担の軽減が期待できます。

余力を残した介護とは?

私の個人的な考えですが、在宅介護を始めるときご家族には20パーセント、

どんなに多くても50パーセントの力しか使わないでほしいと思っています。

あと数日、というようなターミナル期を除いては

介護する側は「先のことを見据えて心身ともに健康でいる必要があること」

「経済面も含めて、介護が終わっても自分の人生は続くこと」

を常に考えておく必要があります。

そして介護には「不測の事態」がつきものであることも忘れないでください。

通常時から100パーセントの頑張りで介護していると、

いつもと違うことが起こった時に対応できなくなります。

例えば、在宅介護中であることを会社に伝えた上で

普段はなるべく仕事最優先に動き、不測の事態や緊急時には

会社を休んだりしやすいようにしておくこともひとつの余力です。

また、なるべく自分だけの時間を持つようにし、

自分を労ることも大切です。

意思決定はご本人やご家族にしか出来ません

では、余力を残すためにははどうすればいいのでしょうか?

まずは、ご家族やご本人にしか絶対に出来ないことと

介護保険サービスを利用できることを分けます。

契約や意思決定と選択、金銭管理などの責任の伴う行為

ご本人やご家族等にしか行えません。

これは必ず、行う必要があります。

そしてオムツ交換や入浴介助など実際の介護は

介護サービスを利用できるので

全てをご家族が担おうとせず、

経済状況や利用できる単位などに合わせてサービスを利用します

(介護認定によって利用できるサービスの範囲や単位は複雑です。

担当ケアマネージャーにご相談ください)。

具体的には

①介護認定を受ける

②ケアマネージャーと契約する

※①と②は前後することがあります。

介護認定の申請代行から行ってくれるケアマネージャーも多いためです。

③ご本人とご家族等が「今後の生活」について話し合う

④ケアマネージャーに望む生活について相談し、サービス利用を検討する

⑤サービス事業所と契約し利用する

という流れです。

③は見落としがちですが、特に重要です。

ご本人の希望を聞きすぎて、介護する側のご家族等が倒れてもいけませんし

せっかくの在宅生活でご本人の満足度が低くなるのも避けたいところです。

そのためには、事前にしっかり話し合い

それぞれの希望、出来ないことや許容できないことの境界線

を把握しておくことをお勧めします。

最後に

介護をする側にも人生があります。

在宅介護を決めるとき、介護する側には

大切な人に人生の最後の時間を

その方らしく過ごしてほしいという想いがあると思います。

親愛の情や、感謝などを示す行動だと考える方も多く

実際にその通りでしょう。

でも、誰かを介護するなら

自分の人生がこの先も続くという視点を持ってください。

介護の「犠牲」になることと「親孝行」は違います。

それぞれの家庭にとっての「良い親孝行」の形、納得できる在宅介護を見つけて欲しいです。

 

今後はご本人がサービス利用を拒否する場合や

介護離職を考えている場合などについても記事にしていきます。

また、社員の介護離職にお悩みなら

弊社の「介護離職防止セミナー」や「顧問介護アドバイザー」のご利用もご検討くださいませ。

 

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【上限50%!?】いつまで続くかわからない介護に押しつぶされないために①

おはようございます。

訪問介護サービス提供責任者の平山です。

5月に入り、神戸では本格的な春がやってきました!

今回は在宅介護に必要な覚悟や心のゆとり、

先への見通しなどについて書きたいと思います。

(※この記事は以前アメブロに載せたものを編集して投稿しています)

現役介護福祉士が考える「家で介護する」ということ

施設と家、どちらを選ぶのか

私は介護士として、デイサービスと訪問介護での勤務経験があります。

どちらも「家で暮らすこと」を支える仕事です。

施設で暮らすことと家で暮らすこと、何かどう違うのでしょうか?

一つは暮らしの場所が「施設の建物」か「家」かで違います。

次に施設の種類にもよりますが、24時間支援を受けられる体制かどうかが違います。

家ではどんなにサービスを利用しても、一人の時間が多くなります。

そして「暮らし方」が違います。

施設では基本的に、その施設によって「こう暮らしていただく」という基本の形があります。

(基本の形がかなり自由なところもありますが、それはお元気な方に限られる傾向です。)

家ではもちろんありません。

このように大まかに「場所・支援体制・暮らし方」に違いがあります。

どちらが合うのかは

その方の介護度、認知症の有無と症状の出方、身体状況、性格、経済状況などによって変わります。

一番、症状と暮らし方を知っている担当ケアマネージャーなどに相談するといいと思います。

ただし、決断するのは、あくまでも「ご家族」「ご本人」など意思決定権のある方です。

他人に責任を押し付けようとすると、結局はより良い判断が出来ません。

専門職には「情報提供と助言」を求めてください。

家で介護すると決めたら「頑張らない」を意識する

家でご家族を介護すると決めたとき、

必要物品の準備やサービス事業所との契約などすべきことはたくさんあります。

でもまずは「覚悟」を決めてください。

その覚悟は「頑張って最後まで看取ろう」とか

「なんでもやってあげて育ててもらった恩を返そう」ではありません。

頑張らない」、でも意思決定の責任は負うという覚悟です。

在宅介護は何年続くかわかりません。

明日までかもしれないし、5年後、20年後、もっとかもしれません。

ご家族が最初に100パーセントの力を使ってしまうと

介護を受ける方は

「このくらいはしてもらえる」

「してくれて当たり前」

と思ってしまいがちです。

それは介護を受ける方が悪いのではありません。

人間が「慣れる生き物」だからです。

最初は「申し訳ない」「ありがたい」と思っていても

だんだんとその環境が当たり前になってきます。

でも逆に、介護をする側の負担は蓄積されます。

最初は「これくらいなら大丈夫」と思うようなことでも

どんどん積もり積もって「耐えられない」ほどになることもあります。

介護を受ける側は「普通のこと」と考えていることが

介護をするご家族にとっては耐えられない苦痛となるかもしれません。

そのために、介護を受ける側が在宅での生活を望んでいても

突然、ご家族の張り詰めた糸が切れることにより、

一足飛びに入所が決まることもあります(施設に運良く空きがあれば、ですが)。

これも、介護をするご家族が悪いのではありません。

全力で頑張って、頑張って、限界を超えてまで、それまでの生活の全てを支えてきた結果です。

でも頑張りすぎる方ほど

「私がもっと頑張ったら施設に入れんで済んだのに」

「なんで最後まで家で見られへんかったんやろ」

と後々まで心が晴れないことがあるようです。

「明日、介護が終わっても後悔しないこと」

「あと20年介護が続いても、介護する相手を嫌いにならないこと」

すごく難しいことです。

私は在宅介護、特にご家族が同居している場合は

ご家族の心身の健康あってこその「ご本人の望む生活」だと考えています。

ご本人の望む生活をできるだけ長く続けるためにも、

『余力を残した介護』を考えてみていただけたらと思います。

〜次回へ続きます〜

 

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