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【中医学】2月の勉強会のテーマは〜病因病機〜

こんにちは。訪問介護サービス提供責任者の平山です。

今日の神戸は曇っていて雨が降りそうです。

雨が降ると移動は大変ですが、湿度が上がるのでウイルスの活動は低下するといいのですが・・・?

 

『まいらいふ』では毎月、中医学勉強会を行なっています。

2月は新型コロナウイルスの肺炎が話題になっていることもあり、「病因病機」をテーマにしました。

病因病機

病因

中医学では、

病気の原因・・・飲食や不規則な生活、過労など

と考えられています。

人間が健康な体を維持するためには、体内の陰陽五行の相互関係をうまく調和させる必要があります。

もしどれか一つの行が亢進してしまうとバランスを崩し、他の行にも影響が出ます。

また、長い病気が続いたり、飲食の偏りからおきる症状に「虚」というものもあります。

(虚・・・全体または一部の行などが弱くなってしまう状態)

五行のバランスが崩れる原因=病因には色々ありますが、

代表的なものは以下の通りです。

◯風、寒、湿、熱、暑、燥 の邪

◯感情や心の中の目に見えないストレス

◯感染症のウイルス疾患、伝染病(これらは症状からみて風寒湿熱暑燥に分類出来ます)

◯食べ物

◯労働または休憩

◯外傷

◯虫獣傷

これらが原因で体内のバランスが崩れた時、後述する三因原則が揃った時に病気として症状が表れます。

三因原則

三因原則・・・因人、因時、因地 病気はこの3つのものが全て揃った時になるという原則。

「因人」人によるもの。弱っている、高齢、持病があるなど。

「因時」時によるもの。季節、天気など。

「因土」土によるもの。土地、場所など。

病気の人だけでなく、その人を取り巻く環境まで全て視野に入れて原因や治療法を検討することが必要です。

また、中医学では原因があるから結果があると考えます。

以上のことを踏まえ、2月の勉強会では「自分でできる予防策」についても

個別の症状をあげながら学びました。

新型コロナウイルスの肺炎についても話題に上がったのですが、

入手できる情報が少なく、なかなか考えることが難しかったです。

できれば、感染者の数や都道府県だけでなく、

持病や服薬(特に常用していたものの有無)も発表してもらいたいです。

重症化してしまった方の体質なども予想出来ますし、それによって判断材料も増し、

各自が身を守るために落ち着いて行動できると思います。

クルーズ船のことにしても、

他国で感染した、他国の船籍、他国の会社の船を受け入れ、日本は対応しています。

色々と批判はありますが拒否する港もあったはずです。

感染症対策とは別に考えて、人道的には感謝されこそすれ批判されるいわれがあるのでしょうか?

正解がわからない中で「正しい対応を」「最速で」行うことは本当に難しいと思います。

私たちはより多くの正しい情報を集め、

自分で考えて判断し、

何よりも健康的な生活をし、基礎体力を上げておく必要があるのではないでしょうか?

◯しっかり睡眠をとる

◯適切な食事を適量食べる

◯正しい手洗いを徹底する

◯人混みにはなるべく近づかない

◯マスクは正しく着ける

ことで三因原則に当てはまらないようにして、健康を守りたいと思います。

 

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